アイリス、音声操作可能な4K対応テレビを発表 黒物家電事業を本格化

2019/11/13 17:46
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アイリスオーヤマ(仙台市)は13日、本格的に液晶テレビの販売に乗り出すと発表した。11月中旬から音声操作ができる4K対応の液晶テレビを7機種発売する。2020年の東京五輪需要で好調なテレビ市場に参入し、顧客の裾野を拡大していきたい考え。19年度のグループ全体の売り上げ計画5600億円のうち約2割を家電事業で占めたい考え。

アイリスオーヤマが11月から販売する「音声操作 4K対応液晶テレビ」(13日午後、東京都港区)

アイリスオーヤマは18年から4K対応の液晶テレビ「LUCA(ルカ)」シリーズの試験販売をホームセンターを中心に展開。今回音声を認識するリモコンを付帯した「音声操作 4K対応液晶テレビ」を新たに開発し、全国の家電量販店やオンラインショップにも販路を広げる。

通常モデルのラインアップは「55V型」「49V型」「43V型」、ディスプレーの外縁が通常よりも薄いモデル「ベゼルレスモデル」は「65V型」「55V型」「49V型」「43V型」の計7種そろえる。想定価格は税抜き9万9800~18万8000円。20日から順次発売する。4K放送を視聴する場合は別途チューナーが必要になるという。

新製品の特徴はオフライン環境でも利用できる「音声操作リモコン」が付帯していること。リモコン内に内蔵された音声認識回路が聞き取った指示内容を赤外線コードに変換し、テレビ本体に指示を送る。「テレビをつけて」など約27種類の操作ワードに対応する。

音声操作でテレビを動かす場合、一般的にWi-Fi環境下で使えるスマートスピーカーが必要になる。「音声操作リモコン」の場合、スマートスピーカーのようにクラウド上で音声データの解析を行う必要がないため、よりシームレスにテレビを操作できるという。

キッチンで作業している間に操作するなど、「ながら作業」できる製品を提供することで顧客満足度を高めていきたい考え。新機種7種で初年度5万台の出荷を目指す。

都内で13日開かれた新製品発表会で、アイリスオーヤマ家電事業部の石垣達也統括事業部長は「数年以内にテレビ市場でシェア10%を目指す」と話した。同社は17年からエアコン、冷蔵庫、洗濯機などの販売を始め、大物家電市場での攻勢を強めている。(高木雄一郎)

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