大光銀行は、新潟県内企業や個人の新事業創設や起業支援に向けた新たなローン商品の取り扱いを始めた。対象は過去3年以内に県内のビジネスプランコンテスト(ビジコン)に応募実績がある企業や個人に限定する。
新商品は「ドリームエール」。融資限度額が2000万円で、利率は県信用保証協会の保証が付いていれば年2.1%、ない場合は2.3%をそれぞれ上限とする。特定の条件を満たしているかどうかに応じて、最大で年0.6%の金利引き下げの優遇を受けられる。
条件は(1)日本政策金融公庫と大光銀の協調融資(2)過去にビジコンに入賞経験がある(3)第二創業もしくは代表者が女性、女性従業員の割合が3割以上――の3項目のうち1つを満たすごとに年0.2%を引き下げる。
融資以外にも、経営相談や商談会への参加支援など、企業や創業に向けた大光銀のフォローアップも受けられる。
新たなローンは大光銀が新潟県へと提案をし、県の制度融資として採択された。新潟県の新設法人率は全国最下位で、創業支援が重要課題となっている。