「桜を見る会」20年は中止 首相「私の判断」

菅義偉官房長官は13日の記者会見で、首相主催で毎年春に開く「桜を見る会」について2020年は中止すると発表した。安倍晋三首相は記者団に「私の判断で中止することにした」と説明した。
首相の後援会関係者が多数参加していると批判してきた野党は追及を強める構えだ。
「桜を見る会」は1952年に始まった。各界の功績や功労があった人を招く。
菅氏は記者会見で「招待基準の明確化やプロセスの透明化を検討したい。予算や招待人数を含めて全般的に見直す」と語った。
一連の手続きについては「長年の慣行でおこなってきているものだ」と述べた。21年以降は再開する前提で予算や招待数の縮小を検討する。
19年4月の桜を見る会は閣僚や国会議員など1万8200人が参加した。
14年に1万3700人だった参加者は毎年、増加傾向にある。
