大阪・梅田にヨドバシ新施設 子供もターゲット

2019/11/13 17:00
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家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD)は13日、16日オープンの商業施設「リンクスウメダ」(大阪市)の内覧会を開いた。百貨店などの競合店がひしめく梅田エリアに立地する。子供向け店舗やバスターミナルを用意し、ファミリー層や訪日外国人客の来店を促す。ライバルが手薄な分野を開拓し、集客力を高める。

「モーリーファンタジー」で遊ぶ子供たち(13日、大阪市)

「モーリーファンタジー」で遊ぶ子供たち(13日、大阪市)

リンクスウメダはホテルを併設した地上35階建てビル「ヨドバシ梅田タワー」に入る。店舗数は約200店。隣接する既存の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」と合わせた売り場面積は約9万平方メートルで日本最大級という。飲食店や衣料品店などに加え、子供向け店舗が目立つ。

5階のアミューズメント施設「モーリーファンタジー」は、映像を投映した滑り台や自分の描いた魚が泳ぎまわるスクリーンなどで遊べる。子供向けフィットネスクラブや子供服店もある。

リンクスウメダを運営するヨドバシ建物(東京・新宿)の安藤修一取締役は「梅田には大人向けのすてきな店がそろっている。一方、ファミリー層は訪れにくかった」と指摘する。周囲の商業施設よりも商品やサービスを充実させて来店につなげる。

ヨドバシ梅田タワーには1日100台が発着できるバスターミナルを整備した。主要都市への直行便が運行されるほか、関西国際空港からのリムジンバスも到着する。訪日客の需要獲得を目指す。リンクスウメダとマルチメディア梅田を合わせて年間7700万人の来客、同1700億円の売り上げを見込む。

梅田エリアでは商業施設の改装が続く。地下街「ホワイティうめだ」で工事していた地区が12月に開業し、2021年には阪神梅田本店が全面オープンする予定で、競争は激しくなる。ただ、ルクア大阪を運営するJR西日本SC開発(大阪市)の山口正人社長はリンクスウメダの開業を「ファミリー層が増えて梅田全体にとってプラスになる」と話し、歓迎する意見も出ている。

(荒尾智洋)

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