クルーズ船の寄港回数 博多港が4年連続首位
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2019/11/17 11:00
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宿泊施設を備え洋上の旅を楽しめるクルーズ船。寄港すれば多くの客が買い物や飲食などをして経済効果が期待できるため、港を持つ自治体が誘致に力を入れている。観光庁によると2018年の日本への寄港回数は前年比5.9%増の2928回で過去最多を更新した。港湾別では博多港(福岡市)が279回で4年連続首位だった。

博多港の特徴は地理的に近いアジア、特に中国からの来訪が大半を占めている点だ。港を管理する福岡市が桟橋を拡張し、入国審査などを行う旅客ターミナルを設置するなど受け入れ体制を整備した結果、寄港回数が急増した。同様に那覇港も中国からのクルーズ客を呼び込んでいる。

ただ、課題も浮き彫りになってきた。博多港ではツアーの価格競争が激化し、一部大手業者が撤退。誘致に関わるある団体の職員は「船内で食事・宿泊し、買い物も中国資本の免税店で済ませてしまう人が多く、経済効果は限定的」と指摘する。海路はるばる訪れる訪日客のために、寄港地でしか味わえない体験をどう提供するか。官民の工夫が問われる時期にさしかかっている。

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