大物作家 気ままな解釈 野崎六助氏が選ぶ3冊
深夜の散歩 福永武彦・中村真一郎・丸谷才一著

読書
2019/11/14 14:00
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日本経済新聞 電子版
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一つの歴史が刻まれた本だ。この書が明確にした定義は2点。(1)ミステリは深夜の孤独な友。(2)頭の散歩であり、文にすれば小説批評となる。

すでに半世紀前の産物。あつかわれる作品の多くは「遺物」に化しているが、味読の型は不変だ。筆者の3者ともミステリ道の専門家ではない(2人は実作に手を染め、そのうち「誰だろうか」の覆面作家の短編集は今も読みつがれているが)。気ままに書かれた「素人講釈」を、深夜に数…

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