流出元に懲役1年2月を求刑 和牛遺伝資源流出

2019/11/13 12:30 (2019/11/13 14:24更新)
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輸出が認められていない和牛の受精卵などが中国に一時持ち出された事件で、受精卵などの流出元とされ家畜伝染病予防法違反ほう助などの罪に問われた徳島県吉野川市の元牧場経営、松平哲幸被告(70)の初公判が13日、大阪地裁(増田啓祐裁判長)であった。松平被告は罪状認否で「(売却先が)輸出するかもしれないと思いながら受精卵などを売った」と起訴内容をおおむね認めた。

検察側は懲役1年2月、追徴金473万円を求刑。弁護側は被告に反省がみられるなどとし執行猶予付きの判決を求め即日結審した。判決は12月25日。

検察側は冒頭陳述で、松平被告が2013年から数回、仲介役の男に対して受精卵などを証明書を添付せずに販売したと指摘。大阪港で初めて男に受精卵などを譲り渡した際に上海行きのフェリーが停泊していたことから、検疫を受けず中国に持ち出すとの認識があったと主張した。

冒頭陳述によると、松平被告は2018年6月、和牛の受精卵や精液が入ったストロー状の容器計365本を、必要な証明書を添付せずに473万円で売却。譲り受けた男らが検疫所の検査を受けずに受精卵などをフェリーで中国へ輸出するのを手助けしたとされる。

事件を巡っては6月、松平被告から受精卵などを譲り受けた仲介役の男と、中国に持ち出した運搬役の男が、大阪地裁で家畜伝染病予防法違反などの罪で執行猶予付きの有罪判決を受け、確定した。

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