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Sayaさん、投資開始で人生に転機(投信ブロガー)

2019/11/19 12:00
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ブログ「Sayasayanのぼちぼち投資日記」を運営するSayaさんことSayasayanさんは、賃貸住宅で一人暮らしをしている30代半ばの女性。宗教学の博士号を持ち、中学、高校と大学で非常勤講師として働いている。

「生活をより安定的にしたい」という思いから投資に踏み出した。それはまさに人生のターニングポイント(転機)だったという。Sayaさんの資産運用を聞いた。

■ゼロになってもいい

――投資を始めたきっかけを教えてください。

「大学にそのまま残って専門を究めていくのが難しい中、縁があって非常勤講師の職を得ましたが、経済的には不安定なため補うものは何かないか探しているうちに、資産運用という世界に出合いました」

「当時は経済的にぎりぎりの生活をしていましたが、多少の損失であれば働けばリカバリーが効くのでゼロになってもいいという気持ちでした。ちょうど少額投資非課税制度(NISA)が始まる2014年の少し前の頃で、NISAの練習も兼ね、無理のない範囲で投資を始めました。今から思うと、人生のターニングポイントでした」

■個別株投資と同時に投資信託も

――どんな商品を最初に購入しましたか。

「日本の個別株と海外先進国株価指数連動型のインデックスファンドを購入しました。投資関連の雑誌や書籍を主な情報源にしました」

「海外の個別株にも興味はあったのですが、いくら元本割れが怖くないといっても日本株と違って海外株には売買する値段に値幅制限がないと知り、海外株を直接購入するのはためらわれました。情報が得やすく安心して運用できる投信を代わりに選択したというわけです」

「それ以降、NISA口座を株主優待や高配当狙いの日本株投資に使い、投信などは特定口座で購入しています。配当金は再投資するかiDeCo(個人型確定拠出年金)の拠出金に回しています」

――金融資産の内訳と配分を教えてください。

「現金と預貯金が30%、日本株が30%、海外株とETF(上場投信)が10%、投信が30%です(19年10月末時点)。配分比率については、とくにルールを決めておらず、自分の興味や関心を大事にしています。興味を持った金融商品にはまず少額から投資してみます」

「仮想通貨(暗号資産)も仕組みに関心があったので10万円ほど投資しましたが、さすがに値動きの激しさにはついていけず、少しもうかった時点ですぐ手放しました」

「現在は日本株や海外株、世界株ETFを合わせて50銘柄ほど保有しています。投信は海外株のインデックスファンド3本を積み立て投資しています(図A)」

――金融資産の額はどのくらいですか。

「最初は10万円から始め、NISAは非課税枠を使い切るまで投資。今年は5年前の投資分をロールオーバーしました。株は随時一括購入し、投信は積み立て投資するのが今の投資スタイルです」

「毎月の積立額は5万円ほどで、そのうち2万円をiDeCoに回しています。金融資産額は合計で1000万円ほどになりました」

――目標とするリターンやリスクはありますか。

「リターンやリスクを過度に意識することはありません。私の場合、数字を気にしだすと楽しくないし、ざっくりと割り切ることで心地よく投資を続けられています」

■視野が広がった資産運用

――資産運用してよかったことを教えてください。

「一言でいえば、自分の視野が広がりました。資産運用を始めたからこそ出会えた方々がたくさんいます。ブログやツイッターを通じて知り合い、投資イベントやオフ会で実際に会うことも多いです。オフ会は活力を取り戻し、気分をリフレッシュする場となり、いろんな方の話を聞くことで自分をブラッシュアップできています」

――ブログを始めた理由は。

「投信ブロガーの方々と交流するうちに、自分も情報を発信していけたらいいなと思うようになりました」

「ただブログでは、あくまで自分の投資内容や自分が楽しいと感じたことを発信しています。『こうしたほうがいい』という内容には踏み込まないようにしています」

「例えば、リスクひとつとっても、投資の他にも人生にはいくつものリスクがあり、何がリスクになるかは人それぞれです。ひとりひとりが自分のリスクは何か、私の一事例を参考に、他の方にとって何のために資産運用をするのかを考えるきっかけになればうれしいです」

「ブログの情報発信が高じて、金融について広く勉強したい女性向けに学びの場を提供している『きんゆう女子。』でも、各種投資イベントの参加体験リポートなどを寄稿しています」

■「公民」で金融経済の基礎

――ファンド選びでコストは重視していますか。

「ファンドを選ぶうえで、低コストかどうかはチェックしていますが、より良いサービスを受けられるのであれば、信託報酬は引き上げてもらっても構わないという考えです」

「こうした企業の利潤や適正コストにも関わる経済活動の仕組みは、公民の教科書でも取り上げられており、私自身も実際に授業で触れています」

「個々人の資産形成の実践に役立てるにはまだまだ不十分かもしれませんが、義務教育の中学でも金融経済の基礎を学ぶ機会が提供されているのはもっと知ってほしいです。ブログでもその現状について解説を加えています」

――資産運用をまだ始めていない女性に何かアドバイスを。

「今の日本では、女性の生涯収入は一生働き続けても平均で男性の7割程度にとどまるという統計データがあります。一般的に男性よりも女性の方が生活環境の変化が多く、生きていくうえでの様々な形のリスクにも直面しやすいのではないでしょうか」

「資産形成にはもちろんリスクがありますが、最終的には人生のリスクを乗り越えていくための味方になってくれるものと信じています。無理のない範囲で資産運用を前向きに考えてはいかがでしょうか」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は望月瑞希、高瀬浩)

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