戦火が育んだ国際感覚 FT次期編集長カラフ氏

2019/11/13 10:13
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英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の編集長にルーラ・カラフ副編集長が来年1月に昇格する。1888年の創刊以来初の女性編集トップとなる。

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FT次期編集長に決まりニュースルームであいさつするカラフ氏(12日、ロンドン)

FT次期編集長に決まりニュースルームであいさつするカラフ氏(12日、ロンドン)

中東のレバノン生まれ。内戦下で育ち、住まいを転々とした。状況を知る手段としてラジオを手放せず「情報の大切さを実感しながら育った」。外国人記者の拠点だったホテル近くに住んでいた際、取材に駆け回る記者の姿を見てジャーナリストを志望した。

米コロンビア大大学院修了後、米誌フォーブス記者を経て1995年にFTに入社した。国際分野の記者や編集者を務め、11年に中東の民主化運動「アラブの春」などを担当。16年に副編集長に就き、国際問題のコラムを執筆しながら報道全般を統括してきた。

FTは19年春に有料購読者数が100万人を超え、4分の3以上が電子版。デジタル化で先行するが「どこでも読めるニュースでは人は来なくなる。他にないインパクトのある情報を届ける必要がある」と語る。

(ロンドン=篠崎健太)

Roula Khalaf 米コロンビア大大学院修了。1995年英紙FT入社。中東担当などを経て2016年副編集長。
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