テスラ、ベルリンにEV新工場 米中欧の3極体制に

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/11/13 8:38
保存
共有
印刷
その他

テスラのマスクCEO(12日、ベルリン)=ロイター

テスラのマスクCEO(12日、ベルリン)=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米テスラは12日、同社にとって欧州初となる電気自動車(EV)の工場をドイツの首都ベルリンに建設すると明らかにした。早ければ2021年の生産開始を目指す。同社は19年10月には中国の上海市に建設した新工場でもEVの試験生産を始めている。既存の米カリフォルニア州の工場と合わせて、米中欧の世界3極でEVの供給体制が整うことになる。

12日にドイツで開かれた地元メディア主催の自動車関連イベントでテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が表明した。詳細は明らかにしなかったものの、新工場の立地先はベルリンの南東で建設中の新空港の近くになるとしている。マスク氏はベルリンに開発や設計の拠点も開設する考えを示した。

テスラは10月下旬に開いた19年7~9月期決算の電話記者会見で、19年内に欧州に建設する新工場の立地先の選定を終える方針を表明していた。欧州では主力小型車の「モデル3」のほか、モデル3をベースに開発中の多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」を生産するとしている。

テスラはこれまで同社の唯一の完成車生産拠点だった米カリフォルニア州フリーモント工場で全てのEVを組み立て、世界各地に輸出してきた。環境規制が強化される中国や欧州ではEV市場の拡大が続くと見込まれている。主要市場で現地生産に乗り出すことで、米中や米欧間の貿易摩擦の影響を受けにくい体制を整える狙いだ。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]