facebookペイ、米国で週内開始 リブラより先行

金融最前線
2019/11/13 7:53
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「フェイスブックペイ」によりメッセンジャーなどのアプリを通じた決済・送金サービスを使いやすくする

「フェイスブックペイ」によりメッセンジャーなどのアプリを通じた決済・送金サービスを使いやすくする

【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは12日、新たな決済サービス「フェイスブックペイ」を週内に米国で始めると発表した。フェイスブックや「メッセンジャー」などのアプリを通じて決済や送金ができるようにする。クレジットカードや電子決済サービスのペイパルなどを活用し、円滑なサービスの立ち上げにつなげる。

同社はインターネット広告に過度に依存した収益構成を見直しており、この一環として決済分野を強化する方針を打ち出していた。6月に構想を発表したデジタル通貨「リブラ」は規制当局などの懸念が強く実現の時期が不透明になっており、既存の決済システムを活用した仕組みを先行させる。

フェイスブックペイはフェイスブックに加えて、対話アプリのメッセンジャーや「ワッツアップ」などグループの主要アプリに対応させるのが特徴だ。利用者はクレジットカードの番号などを登録し、アプリの中で利用者間の送金や物品・サービスの購入に活用できるようになる。まず米国で一部アプリ向けにサービスを始め、対象の地域やアプリを広げるという。

同社は2007年に決済サービスを始め、ゲームで使うアイテムの購入などに使われてきた。ただ、19年7~9月期の「決済・その他」の売上高は2億6900万ドル(約290億円)にとどまり、全体の2%未満だ。主力のネット広告は利用者情報を積極的に活用したサービスへの風当たりが強くなっており、収益源の拡大が課題になっている。

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