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業績ニュース

高炉3社、今期予想そろって下方修正 鋼材需要減や設備トラブルで

企業決算
2019/11/12 21:30
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高炉3社の業績が振るわない。12日までに2020年3月期の利益見通しをそろって下方修正した。世界景気の減速を背景に鋼材需要が想定よりも減る。海外を中心とした鋼材市況の悪化で販売価格が軟調に推移し、原料価格との差である利幅が縮小する。大型台風などによる設備トラブルへの対応費用もかさむ。

JFEホールディングスの鉄鋼事業の利益はゼロになる(西日本製鉄所福山地区の高炉)

JFEホールディングスは12日、20年3月期の本業のもうけを示す連結事業利益(国際会計基準)が前期比74%減の600億円になりそうだと発表した。純利益は80%減の330億円。それぞれ従来予想から800億円、570億円引き下げた。中間配当は前年同期より25円少ない20円。期末配当は未定とする。

主力の鉄鋼で事業環境が悪化している。同事業の20年3月期の利益見通しは従来予想から700億円引き下げてゼロとした。03年に鉄鋼の主力子会社であるJFEスチールが発足して以来、鉄鋼事業の損益は連結ベースで黒字を続けてきたが大幅に落ち込む。19年3月期は1613億円の黒字だった。

国内では産業機械や建設機械、建築向けの需要が弱い。海外は自動車向けが振るわない。同日記者会見したJFEの寺畑雅史副社長は「底打ちの兆しがみられない」と話した。生産調整に踏み切ることを決め、JFEスチール単独の20年3月期の粗鋼生産量は従来計画より100万トン少ない2700万トンとする。

数量減に加え鋼材の販売価格の低下で採算も悪化する。特に海外市況の低迷の影響が大きい。ロシアやトルコ、インドなどから安値の鋼材がアジア市場に流入している。

神戸製鋼所は20年3月期の経常利益予想を100億円引き下げてゼロとした。前期の経常利益は346億円だった。今期業績の下方修正は2度目だ。鉄鋼だけでなく、アルミ・銅事業でも自動車や半導体向けの需要が減る。

日本製鉄は設備トラブルも響く。20年3月期の事業利益(国際会計基準)を前期比70%減の1000億円とした。従来予想を500億円下回る。大型台風による設備破損のほか火災事故も発生し、復旧コストがかさむ。

収益力改善のため日本製鉄は20年4月1日に16カ所ある製鉄所組織を6製鉄所に再編する。将来的な生産最適化もにらむ。一方でJFEは西日本と東日本の2製鉄所体制について「今以上に何かやることはない」(寺畑副社長)とした。

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