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パーソルホールディングスは12日、2020年3月期の連結純利益が前期比77%減の55億円になりそうだと発表した。11%減の217億円を見込んでいた従来予想から引き下げた。19年4~9月期にオーストラリアの派遣子会社について減損損失など170億円超の特別損失を計上したことなどが響く。
パーソルHDは17年に豪州の人材派遣大手プログラムド・メンテナンス・サービシズを7億4900万豪ドル(当時のレートで約660億円)で買収した。
豪州では景気鈍化で求人が落ち込んでおり、業績が低迷するプログラムド社について約125億円ののれんを減損する。同社の合弁会社が手掛ける海洋資源開発関連事業で発生した貸倒引当金などをあわせ、173億円の特別損失が発生。4~9月期の連結最終損益は51億円の赤字(前年同期は119億円の黒字)となった。
20年3月期の売上高見通しは6%増の9800億円、営業利益は8%減の407億円と、従来予想からそれぞれ100億円、23億円引き下げた。