日医工、医師向けサイトのメドピアと業務提携
ニーズ発掘へ

日医工は12日、医師向けコミュニティサイトを運営するメドピアと業務提携したと発表した。医師や看護師が多く利用するサイトを持つ同社と連携し、後発薬のマーケティングに活用する。
メドピアが提供する調剤薬局と患者をつなぐ、かかりつけ薬局アプリ「kakari」の共同拡販でも協力する。薬局がチャットなどで患者との接点を強化できるアプリで、日医工は取引先の薬局に同アプリを紹介し、メドピアから取り次ぎの手数料を得る。
日医工はウェブやアプリを通して医師や患者との関係を強化し、後発薬の開発などにつなげていきたい考え。同社の田村友一社長は「後発薬ビジネスは変革が求められている。新しいビジネスモデルを創造していきたい」と意気込んだ。
同日発表した2019年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比35%減の30億円、売上高にあたる売上収益は11%増の915億円だった。エルメッドを完全子会社化したことで国内の後発薬販売が伸びた一方、医薬品の内製化に向けた投資がかさんだ。