深夜のキャッチボール 三木谷氏と誓った優勝
プロ野球動かしたテック族(5)

プロ野球動かしたテック族
2019/11/10 2:04 (2019/11/15 2:00更新)
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

「これで本当に大丈夫か?」。安部井寛はその光景を目にした時の不安を今も覚えている。2004年11月、大阪南部にある藤井寺球場。オリックスとの合併に追い込まれた近鉄バファローズがかつて本拠を置いた球場で、生まれたばかりの東北楽天ゴールデンイーグルスが秋季キャンプを行っていた。

■練習に交じる球団代表

ユニホームが間に合わず全員白シャツ。まるで高校球児のようないでたちだ。外野の球拾いは大学生のアルバイト。危なっかしくて見ていられない。安部井の採用面接をするはずの球団代表、米田純はノックの捕手を務めている。

03年に西武百貨店から楽天に転じた米田は、社内で草野球チームを結成したのをきっかけに、イーグルス創設に携わることになった男だ。

【前回記事】 牛角と新喜劇が手本 楽天流の球団経営

練習に交じっているかと思えば球場内の部屋で選手の住宅相談を受け始める。近鉄とオリックスから受け入れる選手が多く、関西から楽天の本拠となる仙台に引っ越す必要があるためだ。米田は「あの時は決定事項が1日100件くらい。ひどい時は30秒に1回くらい携帯が鳴っていました」と、当時の目が回るような忙しさを振り返る。プロ野球で球団職員の経験がある安部井は目を疑う一方で「あのドタバタ感が…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

訂正> 11月15日2時に掲載した「深夜のキャッチボール 三木谷氏と誓った優勝」の記事中の人名で「安倍井寛」とあるのは「安部井寛」の誤りでした。 (2019/11/15 13:16)

電子版トップ



[PR]