中国粉ミルク大手の飛鶴、香港で上場

アジアBiz
2019/11/12 16:55
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【大連=渡辺伸】中国の粉ミルクメーカー大手、中国飛鶴は13日、香港証券取引所に上場する。最大で約67億香港ドル(約930億円)を調達する。中国では伝統的にネスレなど海外メーカーの粉ミルクの人気が高く、国産品のシェアは5割に満たない。飛鶴は得意とする高級品分野で生産能力を拡大して成長をめざす。

中国飛鶴は高級品の粉ミルクに強みを持つ(遼寧省大連市)

飛鶴によると、公開株数は8億9334万株で、公開価格は1株あたり7.5香港ドル。上場で調達する資金で、工場を保有する黒竜江省や吉林省で生産能力を拡大するほか、生産・販売をしているカナダなどの海外でも事業を広げる方針だ。

同社は1962年創業した。18年12月期の売上高は103億元(約1500億円)で、前年同期に比べて78%増加した。18年には米健康食品会社ビタミンワールドを2800万ドル(約30億円)で買収している。

米調査会社フロスト&サリバンによると、中国の乳児用粉ミルク市場は18年が2450億元だった。高級品分野の販売増加がけん引し、14~18年に年間平均で11.2%伸びた。19~23年も同6.9%の成長が続く見通しだ。飛鶴の中国でのシェアは18年が15.6%だった。

中国では08年に国産品に有害物質「メラミン」が混入し、乳幼児が死亡する事件が発生したため、国産の粉ミルクの人気が低い。18年のシェアは海外メーカーが5割超を占めている。飛鶴は品質力をアピールしてシェア向上を狙う。

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