カンボジアは完全な政治活動の自由を EUが声明

東南アジア
ヨーロッパ
2019/11/12 2:15
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カンボジアの野党指導者ケム・ソカ氏=ロイター

カンボジアの野党指導者ケム・ソカ氏=ロイター

【ブリュッセル=竹内康雄】カンボジア政府が同国の野党指導者ケム・ソカ氏の政治活動を制限している問題で、欧州連合(EU)の対外行動庁は11日、声明を発表した。カンボジア政府が同氏の自宅軟禁を条件付きで解除したことは「正しい方向への第一歩だ」と評価する一方、政治活動ができるよう「完全に自由になることを期待する」と訴えた。

EUはカンボジアに、武器以外の全品目を無関税でEUに輸出できる「EBA協定」を適用している。だがEUはカンボジアの人権保護の状況を問題視。自由な政治活動を認めるように圧力をかけるため、この特権を解消するかどうかを検討している。2020年2月にも結論を出す方向だ。

EUは声明でカンボジア当局にケム・ソカ氏がなお裁判所の監視のもとにあり、政治活動に関わることを禁止されていると主張。幅広い政治活動の実現に向けて、早期に行動することが重要だと訴えた。カンボジアは別の有力野党指導者、サム・レンシー氏の帰国を阻止するなど野党の弾圧を続けており、EUは事態を注視している。

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