秋晴れのパレード 国事行為の即位儀式、全て終了

「令和」新時代
2019/11/11 22:00
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天皇陛下の即位を祝うパレード「祝賀御列の儀」が10日に東京都心で開催され、国事行為として行われる「即位の礼」の5つの儀式は全て終了した。平成時の内容をおおむね踏襲し、大きな混乱もなく祝賀ムードのうちに一連の儀式が終わったことで、宮内庁などの関係者は安堵の表情を見せている。

沿道の人たちに手を振る天皇、皇后両陛下(10日、東京都港区)

晴天に恵まれた10日のパレードには平成時より約2千人多い約11万9千人が集まり、天皇、皇后両陛下はオープンカーから笑顔で手を振られた。当初は即位礼正殿(せいでん)の儀と同じ10月22日の予定だったが、台風被害の影響で延期されていた。

国事行為の「即位の礼」は5月の剣璽等承継の儀や10月の即位礼正殿の儀、10日の祝賀御列の儀など5つの儀式。現憲法下で初の代替わりとなった平成時に政教分離などの観点から内容が見直され、今回大きな変更は加えられなかった。

宮内庁の西村泰彦次長は11日の定例記者会見で「両陛下は多くの方に祝っていただいたことに感謝されているとうかがっている」と明かし、「滞りなく終わり、大変よかった。感謝申し上げたい」と話した。

14、15日には宮中祭祀(さいし)である大嘗祭(だいじょうさい)の中核行事「大嘗宮の儀」が行われ、陛下は皇居・東御苑に建てられた社殿で五穀豊穣(ほうじょう)や国家安寧を祈られる。天皇一代につき一度限りの重要な祭祀で、宗教的性格があることから国事行為ではなく皇室行事として行われる。

療養が続く皇后さまも陛下の即位以降、即位礼正殿の儀や饗宴(きょうえん)の儀などをこなされてきた。パレード中に涙ぐまれる場面があり、西村次長は「私も目頭が熱くなった」と話した。大嘗宮の儀にも十二単(ひとえ)姿で臨まれる。

2020年4月には、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となったことを示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」が国事行為として行われる。

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