英語民間試験「出願資格には困難」 東大副学長が見解

大学
2019/11/11 19:29
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大学入学共通テストへの英語民間試験導入の見送りを受け、東京大で入試を担当する福田裕穂副学長は11日に記者会見し、2020年度実施の東大入試について「民間試験の成績や、英語力を証明する書類を、出願資格とするのは難しい」との考えを示した。

東大は18年9月、語学力を示す欧州言語共通参照枠「CEFR」のA2レベル(英検準2級相当)を入試の出願資格とすると公表していたが、方針転換する。今後学内で検討し、早期に新たな方針を公表する。

東大は「読む、聞く、書く、話す」の英語の4技能が重要との考えから、20年度の入試から、民間試験の成績や、A2レベルと同等の英語力があると証明する高校の書類を、出願の前提とする予定だった。

だが、文部科学省が1日、公平性担保などに課題があるとして、大学入学共通テストでの民間試験導入の見送りを決定。福田氏は「問題は解決しておらず、我々が提案したことを実施するのは難しい」と述べた。

共通テストを巡っては、国語と数学で導入する記述式問題へも公平性などに懸念の声が上がっている。東大は既に記述式を入試に利用すると予告しているが、福田氏は「どう扱うかは検討中だ」と述べた。

大学入試センターは11日から、全国の高校1年生約2万人に国語と数学の記述式問題を解いてもらい、採点方法を検証する事業を始めた。採点業務を受託した業者と連携して「模擬採点」を実施。同センターは年明けに検証結果を公表する考えだ。

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