12月11日 | 145.604 | -0.190 |
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金上場投資信託(ETF)の代表銘柄である「SPDRゴールド・シェア」の残高が大幅に減少した。SPDRが価値の裏付けとして保有する金の残高は前週末(8日)時点で901トンと前日に比べ13トン減った。1日の減少幅としては2016年12月上旬以来の高水準だった。
米中協議が進展するとの期待感からマネーが株式などリスク資産に流れ、安全資産とされる金は3カ月ぶりの安値まで売られた。金価格の下落や市場心理の改善を映し、金ETFで解約売りが進んだ。
国際指標のニューヨーク金先物価格は8日に一時、1トロイオンス1457ドルと3カ月ぶりの安値まで下落。米政権は対中追加関税の段階的撤廃について中国側との合意を否定しているが、市場では関係改善への期待感がなお強い。金価格と連動するETFでも金を手放す動きが加速した。