インド10月の新車販売 12カ月連続で前年割れ

南西ア・オセアニア
アジアBiz
2019/11/11 18:15
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【ムンバイ=早川麗】インド自動車工業会(SIAM)は11日、10月の新車販売数が35万1800台と前年同月に比べ5%減ったと発表した。前年実績を下回るのは12カ月連続だが、下げ幅は30%前後の減少が続いた7~9月に比べて縮小した。ただ今年は高額消費が広がるヒンズー教最大の祝祭「ディワリ」が10月にあり(2018年は11月)、祭事商戦が販売を押し上げた面がある。

タタ自の7~9月のインド国内の販売台数は45%減った(ニューデリーの販売店)=石井理恵撮影

全体の8割を占める乗用車の販売は0.3%増と、18年10月以来の増加に転じた。ただメーカー別に見ると、主要11社のうちプラスだったのは最大手のマルチ・スズキなど3社のみ。残る8社は前年割れだった。大幅な値引きでテコ入れに動いたマルチの販売増と、韓国・起亜自動車など19年の新規参入組の販売が全体を支えた。

インドでは経済成長の鈍化で個人消費が冷え込んでおり、販売不振は長期化している。11月に販売が回復すると見る向きは少ない。バスやトラックなど商用車は23%減と大きな落ち込みが続いた。企業の生産や投資が勢いを失い、商用車は乗用車以上に苦戦している。

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