オムロン、アストラゼネカと提携 医療器具など開発

ヘルスケア
2019/11/11 18:03
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オムロン傘下で医療機器を手掛けるオムロンヘルスケアと医薬品の英アストラゼネカは11日、呼吸器疾患や循環器疾患の治療を共同研究するための包括提携で合意したと発表した。ぜんそくの治療薬と医療器具を新興国などで広げるほか、新たな医薬や医療器具の開発などをする。

包括提携で合意したオムロンヘルスケアの荻野勲社長(右)とアストラゼネカのパスカル・ソリオCEO(11日、京都府向日市)

両社はこれまで、ぜんそく治療に使う医薬品とその吸引機器「ネブライザー」を中国の医療機関向けに整備してきた。今回の提携で、当面はこの取り組みを他の新興国にも広げる方針だ。オムロンヘルスケアの荻野勲社長は「まずは新興国で優先してぜんそく治療を広めたい」と話す。

今後は糖尿病などの代謝疾患や循環器疾患などで新たな医薬品や医療機器を研究するほか、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用して診断から治療までを包括的に管理する仕組みを作る。将来的には2社に加えてデータ解析など様々な分野の企業が提携に参加し、診断から治療、症状を悪化させない取り組みなどを患者に提案するソリューションビジネスとして発展させる。

アストラゼネカのレオン・ワン上席副社長は日本経済新聞などの取材に応じ「オムロンは優れた医療機器を世に出している」と指摘。「提携で良い診療ができるようになれば、患者だけでなくオムロン、アストラゼネカ双方にとっても有益だ」と語った。

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