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三井金、純利益を大幅下方修正 20年3月 7%増益に スマホ向け不振

企業決算
2019/11/11 20:30
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三井金属は11日、2020年3月期の連結純利益が前期比7%増の50億円になりそうだと発表した。4倍の170億円を見込んでいた従来予想から大幅に増益幅が縮小する。日韓の輸出管理問題の影響などでスマートフォン向けの電子材料製品が想定を下回り、需要減による価格下落で亜鉛の在庫評価損も発生。中国を中心とした世界景気の減速が業績の重荷になる状況が続きそうだ。

売上高は4%減の4770億円と従来予想から230億円引き下げ、一転減収となる。パソコンやスマホなど電子機器市場の停滞で機能材料製品が振るわない。

電子回路基板向けの電解極薄銅箔「マイクロシン」は販売量が前期比で3割弱増える計画だったが、4%の増加に下方修正した。下期に新規採用を見込んでいた韓国メーカーが「日本製品を使うことにリスクがあるとして発注を見送った」(同社)という。米アップル向けの販売が想定を下回るほか、中国系スマホ向けでも採用数が想定より減る。

液晶パネルの透明電極材に使うITO(酸化インジウムすず)ターゲット材は1割程度の販売増を見込んでいたが、3%減の見通しとなった。中国などの自動車販売の減速でドア用のロック部品の販売も減少する。

営業利益は9%減の165億円と従来予想を95億円引き下げ一転減益を見込む。機能材料製品の販売減のほか、米中貿易摩擦による非鉄市況の悪化も響く。製錬などを手掛ける金属事業は亜鉛価格の下落によって加工マージン(利幅)が縮小するほか、在庫評価損も計上する。

機能材料事業ではインジウム価格の下落でディスプレー向けの薄膜材料などで在庫評価損が膨らむ。経常利益の下方修正額120億円のうち、在庫評価損だけで37億円を占める。銅価格の下落により、出資するチリのカセロネス銅鉱山からの持ち分法投資損失を42億円計上する。

同日発表した19年4~9月期の連結決算は売上高が前年同期比5%減の2381億円、純利益が60%減の18億円だった。

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