「地域に飛び出す公務員」を応援 山形・南陽でサミット
職員に幅広い活動を促す「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合サミット」が山形県南陽市で開かれた。北海道東神楽町や宮崎県木城町など8市町の首長が参加。入院している子どもをバルーンアートで元気づける活動など3事例の報告のほか、副業規定などを議論した。

9日に開かれた会合は9回目で、提唱者の椎川忍・地域活性化センター理事長が「役所の体質を変えるためにも、首長が職員の地域活動を後押しする必要がある」とあいさつした。議論では山形市の佐藤孝弘市長が「活動する職員を『変わり者』と扱わない考え方が重要」と述べた。
事例報告では地域の魅力をラップで発信する長野県職員の実演もあり、開催を誘致した南陽市の白岩孝夫市長は「東北の職員は奥ゆかしいが、実例をみて刺激を受けたはず」と期待していた。