台湾の野党国民党、副総統候補に張・元行政院長 総統選まで2カ月

2019/11/11 13:51
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【台北=伊原健作】2020年1月11日投開票の台湾総統選で、対中融和路線の最大野党・国民党から出馬する韓国瑜・高雄市長(62)は11日、副総統候補に張善政・元行政院長(首相に相当、65)を起用すると発表した。世論調査では台湾独立を志向する与党・民主進歩党(民進党)から出馬する現職の蔡英文(ツァイ・インウェン)氏(63)にリードを許しており、経験豊富な人材の起用で追い上げる狙いだ。

11日、台湾野党・国民党の副総統候補に決まった張善政・元行政院長(右)と、総統候補の韓国瑜氏(中)(高雄市)=韓氏の選挙事務所提供

有権者は総統・副総統のペアに投票する。張氏は台湾パソコン大手の宏碁(エイサー)や米グーグルのアジア部門で幹部を務め、国民党の馬英九前政権時代の14年に入閣。16年には行政院長を務めた。国民党籍はなく、中間層を意識した人選だとみられる。

張氏は以前から韓氏の政策顧問を務め、新鮮さに欠ける面もある。韓氏は人気のある朱立倫・前党主席(58)の起用を望んでいたが、断られたとの見方も出ている。

総統選の総統・副総統候補の登録手続きは18~22日の予定。民進党側も近く蔡氏とペアを組む副総統候補を発表する見込みで、現副総統の陳建仁氏(68)や頼清徳・前行政院長(60)の名前が取り沙汰されている。

台湾紙「リンゴ日報」が11日発表した世論調査では、蔡氏の支持率は43.7%と韓氏を約17ポイントリードしている。

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