ヨルダンがイスラエルに賃貸していた土地 期限切れに

2019/11/11 1:58
保存
共有
印刷
その他

ヨルダンのアブドラ国王=AP

ヨルダンのアブドラ国王=AP

【カイロ=飛田雅則】ヨルダンが1994年にイスラエルと結んだ平和条約でイスラエルに認めたヨルダン領の土地の賃貸契約が10日、更新されずに25年の期限切れを迎えた。ヨルダンのアブドラ国王は同日「(イスラエルによる)特別な併合状態が終わった。完全に主権が回復した」と宣言した。ヨルダンはイスラエルと国交を持つアラブ諸国で例外的な国だが、パレスチナ問題で関係が悪化している。

94年の条約に基づいて、ヨルダンは国境沿いの農地など2カ所の土地についてイスラエルに25年間の使用権を認めていた。ヨルダンが打ち切る場合は、1年前に通知する必要があり、アブドラ国王は昨年10月、延長しない方針を示していた。

多数のパレスチナ難民を抱えるヨルダンでは一般的に平和条約への支持は低い。米国による在イスラエル大使館のエルサレム移転や、今年9月にイスラエルのネタニヤフ首相による占領地であるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の一部について併合方針を表明したことで、イスラエルへの反感が高まっていた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]