香港、民主派議員3人逮捕 警察に反発強まる

中国・台湾
2019/11/9 18:18 (2019/11/9 19:15更新)
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【香港=木原雄士】香港警察は9日までに立法会(議会)の民主派議員3人を相次ぎ逮捕した。香港メディアによると、大規模デモのきっかけになった「逃亡犯条例」改正案の5月の審議を妨害した容疑。警察は別に4議員も逮捕する方針という。計7人のうち4人は24日投票の区議会選挙に立候補しており、影響を懸念する声が出ている。

香港では死亡した学生への追悼ムードが広がっている(8日)=AP

香港では死亡した学生への追悼ムードが広がっている(8日)=AP

逮捕された1人の朱凱廸氏は一連のデモの最前線で警察と交渉にあたるなどして、若者に人気がある。民主派の間では、政府は一斉逮捕によって混乱を誘い区議選を延期しようとしているとの見方が出ている。朱氏は逮捕後、フェイスブックに「冷静に戦い、選挙を大切にしよう」と投稿した。

抗議活動に参加していたとみられる大学生が8日に亡くなったのを受けて、香港島中心部で9日夜、追悼集会が開かれた。警察の催涙弾が原因とみる向きや警察が救助を妨害したとの見方があり、市民の反警察感情が高まっている。

学生が倒れていた立体駐車場や各地の駅には多くの人が白い花を手向けた。8日夜には一部の若者が各地で道路を封鎖して地下鉄駅や信号機を壊したり、警察署に火炎瓶を投げ入れたりした。九龍半島の油麻地では警察官が空に向かって実弾を発射した。香港政府は「警察官が生命の危険にさらされたためだ」と説明している。

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