球界参入 三木谷氏を口説き落としたブレーン
プロ野球動かしたテック族(3)

プロ野球動かしたテック族
2019/11/10 2:02 (2019/11/13 2:00更新)
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日本経済新聞 電子版
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古田敦也率いるプロ野球選手会がストライキを決める前日の2004年9月16日、球界参入に名乗りを挙げたのが楽天だった。「来シーズンからの参入を目指す」。楽天社長、三木谷浩史が断言した。実現すれば球界縮小を止められる。古田も知らされておらず「あれは驚き。まさに追い風でした」と振り返る。

球界が動き出す春季キャンプまで残された時間は4カ月あまり。ギリギリで球界参入を決めた背景には三木谷のブレーンの存在があった。

【前回記事】 もう一つの球団合併、止めたソフトバンク

その男、井上智治のもとをある球界関係者が訪れたのは、その2カ月ほど前。ライブドア社長の堀江貴文が近鉄バファローズ買収を表明した後のことだった。「もっとしっかりしたオーナーはいないでしょうか」。この関係者は、球界のドンである「ナベツネ」こと読売新聞グループ本社会長、渡辺恒雄の意を受けていた。

プロ野球参入について発表する三木谷(左)

プロ野球参入について発表する三木谷(左)

■サントリーは「ノー」

「何人か、思い当たる方がいます」。弁護士を経てコンサルタント会社を経営、財界に幅広い人脈を持っていた井上が最初に連絡したのは…

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