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中国物価3.8%上昇 7年9カ月ぶり高水準

【北京=原田逸策】中国国家統計局が9日発表した2019年10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%上昇した。上昇幅は9月より0.8ポイント拡大し、12年1月以来、7年9カ月ぶりの大きさ。前月比でも0.9%上昇した。アフリカ豚コレラによる豚肉の高騰が響いている。

豚肉は2倍に高騰

豚肉価格は前年同月比2倍になり、これだけでCPIを2.43ポイント押し上げた。アフリカ豚コレラのまん延で豚の飼育頭数が大幅に減り、需給が逼迫している。豚肉の代替として需要が高まり、牛肉は20%、羊肉は16%上がった。食品価格全体は11%上がった。

中国政府は19年のCPI上昇率の目標を3%としており、大幅に上回った。1~10月の平均でも2.6%上昇しており、通年でも目標の3%に達する可能性がある。

一方、同日発表した10月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.6%下落した。下落幅は9月より0.4ポイント拡大し、16年7月以来3年3カ月ぶりの大きさ。前月比では0.1%上昇した。

石油の採掘や精製、紡績、製紙、化学繊維、鉄鋼、自動車、パソコン・携帯電話など幅広い業種でPPIが下落し、デフレ圧力が高まる。貿易戦争と景気減速で国内外の需要が低迷し、多くの製品でふたたび生産能力の過剰が表面化してきた。

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