9月の台風15号の影響で千葉県市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒れ、周辺の住宅が損壊した問題で、ゴルフ練習場側の代理人は9日までに、ADR(裁判以外の紛争解決)を利用し、住民側と和解に向けた交渉を進める方針を明らかにした。代理人によると、ゴルフ練習場側はできる限り補償に応じたいとしている。
市などによると、台風15号が通過した9月9日、市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」の高さ30~40メートルの鉄柱13本が倒れ、下敷きになった周辺の住宅二十数棟が損壊、けが人も出た。鉄柱の撤去工事は10月28日から始まっている。
自宅屋根が被害に遭った会社員、松山高宏さん(55)は「前向きな話になって大変喜んでいる」と話した。
〔共同〕