カンボジア野党指導者 パリを出国 「別の目的地に向かう」

東南アジア
アジアBiz
2019/11/9 8:58
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【プノンペン=大西智也】カンボジアへの帰国をめざしている亡命中の野党指導者サム・レンシー氏は8日、滞在中のパリの空港を出国したことを明らかにした。同氏はタイ経由での帰国を目指していたが、カンボジア政府の要請を受けたタイに入国を拒否されていた。

出国先は明らかにしていない(サム・レンシー氏のフェイスブックから)

サム・レンシー氏は自身のフェイスブック上でキャリーバッグを持った空港内の写真とともに「別の目的地に向かう」と投稿した。目的地については明らかにしていない。めざしていたカンボジアの独立記念日である9日の帰国は困難な情勢だが、引き続き帰国を模索するとみられる。

サム・レンシー氏はカンボジアの旧最大野党、カンボジア救国党(CNRP)の党首を務めた有力野党指導者。30年以上首相の座にあるフン・セン首相の政敵として知られ、国内で一定の支持がある。

サム・レンシー氏には既に逮捕状が出ているため、フン・セン首相は入国した場合、「即逮捕する」と警告。東南アジア諸国連合(ASEAN)各国にも身柄の拘束を要請したほか、タイ国境にも軍を派遣し、警備を大幅に強化している。

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