トルコ、欧州出身の「イスラム国」戦闘員を送還へ

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2019/11/9 2:18
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【イスタンブール=木寺もも子】トルコは拘束している欧州出身の過激派組織「イスラム国」(IS)戦闘員らを出身国に送還する。アナトリア通信がソイル内相の発言として伝えたもので、送還は11日にも始まる見通し。欧州の多くの国は自国出身のIS戦闘員らの国籍を剥奪しており、実際に送還できるかは不透明だ。

2014年、シリア北部で行軍するIS戦闘員ら=ロイター

ソイル氏は8日「欧州は戦闘員らの国籍を剥奪したというが、なんと言おうとトルコは彼らを追放する」と述べた。

トルコによると、拘束している外国出身のIS戦闘員らは約1200人に上り、オランダや英国出身者などを含む。欧州各国は治安の悪化を懸念し、自国出身の戦闘員らを引きとって裁判にかけることに消極的で、トルコはかねて「我々はISのホテルではない」などと欧州を批判していた。

10月上旬にトルコが開始したシリア北部のクルド人武装勢力に対する越境軍事作戦でも、IS戦闘員らの処遇問題に焦点が当たった。

クルド勢力は約1万人のIS戦闘員らを収容所で拘束しているとされ、引き取り手のいないIS関係者を管理する役割を担う形になっていた。しかし、トルコによる攻撃を受け、クルド勢力は戦闘員らを収容し続けることが難しくなっているとして、解放する可能性を示唆していた。

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