ATM不正出金で無罪判決 福岡地裁、共謀認めず

九州・沖縄
2019/11/8 21:30
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2016年5月に全国のコンビニATMから18億円超が不正に引き出された事件で、計画に関わったとして窃盗などの罪に問われた山口幸志被告(47)の判決公判が8日、福岡地裁であった。中田幹人裁判官は「指示役らとの共謀が成立したと認定するには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡した。求刑は懲役10年だった。

中田裁判官は判決理由で、事件前に実行役らとの打ち合わせ現場に山口被告がいたとする検察側主張に対し「共謀の成立を積極的に推認させる事情とはいえない」と指摘。指示役の男から事件直後に190万円超を受け取ったことについては「犯行による窃取金の一部や犯行の報酬であると認識していたと推認できない」とした。

福岡地検の小弓場文彦次席検事は「上級庁と協議して適切に対応したい」とコメントした。

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