マレーシア中銀、預金準備率下げ 景気刺激狙う

東南アジア
2019/11/8 20:10
保存
共有
印刷
その他

【シンガポール=中野貴司】マレーシア中央銀行は8日、市中銀行から預かる資金の比率である預金準備率を0.5%引き下げ、3%にすると発表した。16日から実施する。銀行の手元資金を厚くし、融資の増加を促すことで景気を刺激する狙いだ。

マレーシア中銀は預金準備率の引き下げで、景気刺激を狙う=ロイター

マレーシア中銀が預金準備率を引き下げるのは、2016年2月以来、3年9カ月ぶり。前回の引き下げの際は、その5カ月後に政策金利も引き下げた。

三井住友銀行の山口曜一郎氏は預金準備率の引き下げを「間接的な景気刺激を狙った政策だ」と指摘する。マレーシア中銀は今回の引き下げは国内の金融市場に十分な資金を供給する目的で、金融政策とは関係ないと強調する。ただ、9月の輸出が前年同月比で6.8%減となるなど景気減速の兆候が出ており、金融部門を通じて景気の下支えをはかる色合いが強い。

マレーシア中銀は5月に政策金利を引き下げて以来、据え置きを続けている。20年に入り、再び利下げに踏み切るかが当面の焦点となる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]