IRいしかわ、10年で赤字87億円試算 新幹線延伸後

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北陸
2019/11/8 19:45
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石川県は8日、2023年春の北陸新幹線の敦賀延伸以降、並行して走る在来線をJR西日本から引き継ぐIRいしかわ鉄道(金沢市)の収支が、延伸後10年間の累計で87億円の赤字になるとの試算を発表した。金沢以西の区間を新たに引き継ぐことによるコストが増える一方で、乗客の利用は伸び悩むと分析。赤字を運賃の引き上げで全て補う場合、現行のJR西の運賃から1.46倍の値上げが必要という。

IRいしかわ鉄道は現在、金沢以東の区間17.8キロメートルを運行している。23年春の新幹線延伸後は、福井県境までの金沢以西の区間51.5キロメートルをJR西から新たに引き継ぐ。

県は金沢以西の乗客の利用状況は、金沢以東に比べて3割少ないと試算。全体の収入は470億円にとどまる一方で、人件費や線路・車両の維持管理費用などがかさみ、経費は合計557億円となる見通しだ。

今後、JR西や国に対して支援を呼びかけながら、県や民間による支援体制を構築し、20年度に新たな経営計画を策定する方針だ。

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