沖縄2行の4~9月期、ともに経常減 国債など運用不調

地域金融
金融機関
九州・沖縄
2019/11/8 19:38
保存
共有
印刷
その他

沖縄を地盤とする琉球銀行沖縄銀行は8日、2019年4~9月期の連結決算をそれぞれ発表した。琉球銀の経常利益は前年同期比2%減の42億円、沖縄銀は同11%減の35億円だった。好調な県内経済を背景に融資残高が拡大して貸出金利息は増加したものの、低金利により国債などの運用が振るわず、有価証券の利息配当金が減少した。

2019年4~9月期決算について説明する琉球銀行の川上康頭取(那覇市の本店)

2019年4~9月期決算について説明する琉球銀行の川上康頭取(那覇市の本店)

純利益は琉球銀が7%減の28億円、沖縄銀は8%減の22億円だった。県内での競争激化により貸出金利回りは低下したが、融資を増やして貸出金の利息収入は増えた。

2019年4~9月期の決算について説明する沖縄銀行の山城正保頭取(那覇市の本店)

2019年4~9月期の決算について説明する沖縄銀行の山城正保頭取(那覇市の本店)

一方、2行とも国債を中心に有価証券利回りが低下。有価証券の利息配当金は減った。琉球銀は外国債の運用が好調だった上、「役務収益」と呼ばれる各種手数料事業が拡大したこともあり、経常収益は5%増と増収を確保したが、業務効率投資がかさむなどにより減益となった。20年3月通期の連結業績見通しは琉球銀が従来予想を据え置く一方、沖縄銀は経常利益と純利益の予想を下方修正した。

決算の評価について、琉球銀の川上康頭取は「有価証券の運用が厳しい中で役務収益は増加しており、まずまずの結果ではないか」と述べた。沖縄銀の山城正保頭取は「厳しい環境下、本業の貸出金利息は増加しており、良い成果ではないか」と評価した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]