海プラで初の日中共同調査 手法統一へ、データ共有に課題も

環境エネ・素材
中国・台湾
科学&新技術
2019/11/8 18:40
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環境省は8日、中国の黄海で10月に初めて実施した海洋プラスチックごみの日中共同調査の結果を発表した。マイクロプラスチックの調査手法を比較し、分析方法などに違いがあることがわかった。日中は今後、手法を統一して周辺海域を詳しく調べていく計画だ。

日中の6人の研究者が協力し10月21日に中国・大連の沖の黄海で海面付近と海底の計5地点を調査した。汚染の実態が分かっておらず、各国で調査手法に違いがあるマイクロプラスチックを対象にした。

日本では波などの海洋条件に合わせてデータを補正している。中国は補正しない違いがあった。より大きな漂流ごみについては日本が目で確認するだけだったのに対し、中国は網で捕らえて集計していた。

調査に加わった東京海洋大学の内田圭一准教授は「日中で調査方法が大きく異なる点があり、現状ではデータの擦り合わせが難しい。違いを明らかにすることがまず重要だ」と指摘している。

日中でデータを共有する仕組みもつくり、東アジアの海域のプラスチック汚染の正確な状況をつかめるようにしていく。

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