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業績ニュース

JXTG、純利益52%減に下方修正 20年3月期 石化製品と資源開発が低迷

2019/11/8 20:00
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JXTGホールディングスは8日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比52%減の1550億円になりそうだと発表した。従来予想を1650億円引き下げ、減益幅が拡大する。米中貿易摩擦の影響で石油化学製品の需給が悪化する。原油価格などの下落で、資源開発事業も低迷、備蓄する原油の在庫評価損も計上する。

原油安が業績を下押しした(JXTGエネルギーの川崎製油所)

売上高は7%減の10兆4000億円、営業利益は48%減の2800億円とそれぞれ1兆1000億円、2700億円引き下げた。営業利益の下方修正要因のうち、原油安による在庫評価損が1200億円で、1500億円は石化製品や資源開発の低迷によるものだ。

石化製品事業の営業利益は70億円と前期比で94%減る。世界的に取扱量が弱含んでおり、中国での大型プラント稼働も重なり需給が悪化。パラキシレンを中心に販売マージン(利幅)が大幅に縮小している。

資源安の逆風も受ける。原油価格の下落を受け、業績予想の前提となるドバイ原油の想定価格を1バレル62ドルと従来想定から8ドル引き下げた。米国や中東で展開する石油・天然ガス開発事業の営業利益は550億円と従来予想から220億円引き下げた。

金属事業も振るわない。銅価格の低迷を受け、チリ・カセロネス銅鉱山の営業利益を従来予想から約100億円引き下げる。スマートフォンの世界的な販売減少により、部材となる金属素材の販売も苦戦する。

同日会見した杉森務社長は「資源価格に影響を受けにくい経営体制の構築を進めていく」とコスト削減を進める方針を示した。17年4月にJXホールディングスと東燃ゼネラル石油が統合し、JXTGが発足して3年。製油所の効率運営などにより、相乗効果は営業利益ベースで1140億円と当初計画の1000億円を上回る見込み。

同時に発表した19年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比7%減の5兆630億円、営業利益が70%減の1308億円、純利益が75%減の710億円だった。

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