味の素、AIで業務変革 アクセンチュアと来春新会社

2019/11/8 17:50
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味の素はコンサルティング大手アクセンチュアと組み、人事や総務などの間接部門の業務を人工知能(AI)を使って効率化する。両社で来春に新会社を設立し、最新のデジタル技術や分析手法を駆使して業務プロセスの見直しを進める。デジタル化に詳しい人材育成についてもノウハウを得たい考え。「単独では実現が難しい革新的な業務改革をなし遂げたい」(味の素)という。

味の素の西井孝明社長は6日の2019年4~9月期の決算説明会で「コーポレート機能の効率化を推進する」と表明した

新会社名は味の素デジタルビジネスパートナー(東京・中央)。2020年4月に設立する。出資比率は味の素が67%、アクセンチュアが33%。約300人体制で発足させる。当面は人事、総務、広報に調達を加えた計4部門を対象に、一定程度パターン化された業務を抽出し、AIなどに任せることを検討する。

戦略の立案など人間がする業務とコンピューターに委ねる業務を明確化し、競争力を高める。将来は今回の取り組みを味の素のグループ会社の間接部門に広げることも検討する。

味の素の西井孝明社長は、6日発表の19年4~9月期連結決算の説明会で「コーポレート機能の効率化を推進する」と表明。同社が「共通費」と呼ぶ人事や総務、広報など間接部門を中心としたコストについて、売上高に占める比率を18年度の3.3%から22年度に2.5%に下げる方針を明らかにした。

アクセンチュアは業務効率化をテーマにしたコンサルで多数の実績がある。顧客企業と新会社をつくるのは初めてという。同社は「効率化を確実にかつ迅速に進めるには、共同出資会社の新設が良いと判断した」と説明する。

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