エアガン至近距離で発射か 1歳三男の服に複数の穴

2019/11/8 17:49 (2019/11/8 21:31更新)
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福岡県田川市で昨年11月、当時1歳の三男にエアガンを多数発射したとして両親が逮捕された傷害事件で、三男の服にプラスチック製BB弾の貫通痕とみられる穴が複数開いていたことが8日、分かった。県警は威力の強いライフル型の大型エアガンで至近距離から撃ったとみて調べている。

捜査関係者によると、県警は事件後、自宅から複数の大型エアガンや三男の服を押収。一部の服にBB弾サイズの6~8ミリ程度の穴が複数開いていた。

父親の常慶雅則容疑者(24)と母親の藍容疑者(24)は、昨年11月下旬にエアガンを発射、三男唯雅(ゆいが)ちゃんに約3週間のけがをさせたとして傷害容疑で逮捕された。夫婦はともに「撃ったことはない」と容疑を否認している。

唯雅ちゃんは同12月1日に肺炎で死亡。雅則容疑者は「エアガンは趣味で持っていた。(当時3歳の)長男がやった」と説明していたが、長男は雅則容疑者が撃ったと話しているという。

一方、県田川児童相談所と市に昨年7月上旬、夫婦の周辺に住む人から「赤ちゃん(唯雅ちゃん)の泣き声がせず、姿を見ない」との情報提供があったにもかかわらず、約20日間にわたって直接会って安全確認をしていなかったことが判明。同6月下旬に様子を確認した際に異常がなかったとして、虐待通告とは受け止めなかった。県や市は対応について検証する。

この一家について、市などによる「要保護児童対策地域協議会(要対協)」は2017年5月に支援が必要な家庭と認定。保健師らが計16回家庭訪問し、うち9回雅則容疑者や藍容疑者と会ったが、虐待を疑わせる言動はなかったという。

ただ昨年5月に訪問した際には子どもを残して両容疑者が外出したり、唯雅ちゃんが生後4カ月と8カ月の乳幼児健診を受診しなかったりしており、県警は育児放棄(ネグレクト)がなかったかどうか調べる。

県警は8日、両容疑者を送検した。〔共同〕

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