愛知の元市議に無期懲役判決 麻薬密輸罪、中国の地裁

中国・台湾
2019/11/8 15:50
保存
共有
印刷
その他

【広州=川上尚志】中国広東省広州市で麻薬運搬罪に問われていた愛知県稲沢市の元市議、桜木琢磨被告(76)の判決公判が8日開かれ、広州市の中級人民法院(地裁)は無期懲役を言い渡した。桜木被告は2014年8月に死刑を含む求刑をされたが、判決の言い渡しは5年以上延期されていた。弁護人によると桜木被告は「受け入れられない」と述べ、10日以内に上訴する方針という。

中国広東省広州市の中級人民法院(地裁)での判決後に記者団の取材に応じる弁護人(8日)

中国広東省広州市の中級人民法院(地裁)での判決後に記者団の取材に応じる弁護人(8日)

桜木被告は13年10月、広州市の空港から上海市経由で帰国する際の手荷物検査で、スーツケースの中から3キログラム超の覚醒剤が見つかり拘束された。公判で桜木被告は「知り合いに運搬を頼まれ、覚醒剤が入っているとは知らなかった」と主張したが、判決では「(覚醒剤が入っていることを)明らかに知っていた」とみなされた。判決の段階で罪名は麻薬密輸罪に切り替わり、無期懲役のほか個人財産の没収も言い渡された。

中国では麻薬の運搬や密輸で有罪となった場合は死刑となるのが一般的とされる。ただ75歳以上の高齢者には原則として死刑を適用しない規定がある。検察は「懲役15年以上か無期懲役もしくは死刑」を求刑していた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]