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ティエムファクトリ、新素材の開発拠点を茨城に建設

素材開発スタートアップのティエムファクトリ(東京・港)は透明な断熱材の量産に向けた研究開発拠点を茨城県茨城町に建設する。2022年までに総額20億円を投じて研究環境を整え、スポンジ状素材「エアロゲル」の製品化を進める。

同町の中央工業団地で、敷地面積が4500平方メートルの新拠点を年内にも着工する。20年3月に一部の稼働を始め、21年秋までに施設全体を完成させる予定。ティエムファクトリが自社で拠点を設けるのは初めてとなる。これまでは大学の施設や貸工場で開発を進めてきたが、技術者と生産設備を集約して研究を加速する。

同社は体積の9割を空気が占めるエアロゲルを使い、軽くて透明な断熱材の量産を目指す。エアロゲルは従来、透明度が低く生産コストが高いのが課題だった。同社は柔軟性の高いエアロゲルを作る技術を持ち、安く生産できるという。新拠点で量産技術を確立し、住宅や自動車の窓ガラスなどでの利用を見込む。

設備投資や土地の賃借費に人件費などを含めた総額が約20億円となる見通し。このうち1億9000万円は茨城県が補助金を支給し、残りは外部から資金を調達してまかなう。

(山田遼太郎)

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