9月の景気指数2.0ポイント上昇 基調判断は「悪化」

経済
2019/11/8 15:33
保存
共有
印刷
その他

内閣府が8日発表した9月の景気動向指数(CI、2015年=100)は、景気の現状を示す一致指数が前月より2.0ポイント上昇して101.0となった。消費増税前の駆け込み需要で商業販売額が急増し、指数を押し上げた。指数の推移から機械的に決まる景気の基調判断は2カ月連続で「悪化」にとどまった。

一致指数は生産や消費などに関わる9項目の統計から算出する。9月は公表済みの7項目のうち5項目が上昇した。特に小売業と卸売業の商業販売額が大きく伸び、指数の上昇に寄与した。10月1日の消費税率引き上げを前に、高額な自動車や家電、買い置きできる化粧品などを中心に大きな駆け込み需要があったようだ。

景気の基調判断は指数をもとに機械的に決まる。「悪化」から「下げ止まり」に上方修正されるには、3カ月平均で見た指数の前月比の上昇幅が足りず、2カ月連続の「悪化」となった。定義上は景気後退の可能性が高いことを示す。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎氏は「10月以降は商業販売額に駆け込み需要の反動減が出る。少なくとも年内は悪化判断が続くだろう」とみている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]