小2女児殺害、25歳男が殺意を否認 新潟地裁

2019/11/8 14:32 (2019/11/8 18:30更新)
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新潟市西区で2018年5月、下校中の小学2年の女児(当時7)が連れ去られて殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた小林遼被告(25)は8日、新潟地裁(山崎威裁判長)の裁判員裁判の初公判で「首を絞めたのは間違いないが、静かにしてもらうためで殺意はない」と述べ、起訴内容の一部を否認した。

弁護側はわいせつ行為も否定し、殺人と強制わいせつ致死の罪ではなく、傷害致死罪が成立すると主張した。

公判では、殺意の有無や強制わいせつ致死罪の成否が争点になる。被害者が1人の事件で、検察側が死刑を求刑するかどうかも注目される。

冒頭陳述で検察側は「幼い被害者の首を5分以上にわたって絞め続けた」と指摘。近所に住む女児を解放すれば再び顔を合わせる可能性があり、救命措置を取らなかったことも殺意を裏付けるとした。

事件当日朝にスマートフォンの位置情報の記録が残らないように設定したり、目撃されたときのカムフラージュのために2着のズボンを重ねてはいたりしていたことを挙げ、計画性を強調。捜査段階ではわいせつ行為を認めており、「犯行態様は冷酷非情で悪質。わいせつを目的とする動機は身勝手だ」と述べた。

弁護側は、女児が死亡する前に1度、首を絞めて気絶させていたことから「黙らせるためで殺意はなかった」とした。

小林被告は計7つの罪で起訴され、死体遺棄や死体損壊、わいせつ目的略取の罪などについては起訴内容を認めた。

起訴状によると、小林被告は18年5月7日、新潟市西区の路上で、女児に軽乗用車をぶつけて車に乗せ、首を絞め気絶させて連れ去り、駐車場に止めた車の中でわいせつな行為をした上、首を絞め殺害、遺体をJR越後線の線路に放置し列車にひかせて損壊するなどしたとしている。

公判は計9回で、論告求刑は22日、判決は12月4日に言い渡される。〔共同〕

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