前堺市長に再び出頭要請へ 政治資金問題で百条委
堺市の竹山修身前市長(69)の関連政治団体の政治資金収支報告書に多額の記載漏れがあった問題で、市議会は8日、調査特別委員会(百条委員会)を開いた。5日の証人尋問に現れなかった竹山氏に対し、再び出頭を求めることを決定した。日程は後日調整する。
8日は2017年の市長選における選挙運動費用収支報告書の出納責任者への証人尋問も予定していたが、現れなかった。百条委は出納責任者に対しても再出頭を求める。
竹山氏は2月の問題発覚以降、政治資金収支報告書の修正を繰り返し、4月に辞職。大阪地検特捜部は9月、政治資金規正法違反容疑で告発されていた竹山氏の自宅などを家宅捜索した。
地方自治法は、証人尋問の請求に対し正当な理由なく出頭しなかった場合、禁錮6月以下か10万円以下の罰金を科すと定めている。〔共同〕