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中国人民元

人民元、基準値も6元台 3カ月ぶり
米中協議の進展期待で

2019/11/8 11:12
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【上海=張勇祥】中国人民銀行(中央銀行)は8日、人民元取引の基準となる為替レート「基準値」を1ドル=6.9945元に設定した。8月7日以来の6元台で、3カ月ぶりの元高水準となる。中国商務省が「米中両国は貿易協議の進展に応じ、追加関税を段階的に撤廃することで合意した」と明らかにし、関係改善への期待から元買いが膨らんでいる。

人民元と米ドルの紙幣=ロイター

商務省の高峰報道官が7日の記者会見で述べた。発言を受け7日午後の外為市場で元は1ドル=6.97元まで上昇、人民銀も基準値に元高を反映した。元の対ドル相場は5日に6元台をつけ、その後も元が買われる流れが続いている。

制裁関税を巡る交渉は難航しているとの見方がある。11月中としている部分合意の署名が先送りになるとの観測も浮上する。ただ、市場参加者の間では「発言は中国側が関係改善に向けたシグナルを改めて送ったもの」(外国銀行)といった楽観的な見方が多い。

米中の対立が激化した2018年以降、市場は米中関係が悪化すれば元売り、改善に向かうと元買いで反応することが多くなっている。元相場は8月に11年ぶりの元安水準となる1ドル=7元の大台を突破したが、10月以降に貿易協議が進展すると元高に転じた。

人民銀は毎朝、大手銀行から受ける元相場の報告値をもとに基準値を設定する。ただ、9~10月には1ドル=7.07元を挟む水準で実質的に固定、取引実勢との乖離(かいり)が目立つなど裁量の余地が大きい。足元で基準値を元高方向に設定しているのは、元安批判を繰り返すトランプ政権に協調姿勢を示す狙いもあるとみられる。

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