9月消費支出9.5%増 家電など増税前の駆け込み鮮明

消費税10%
2019/11/8 10:31
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家電量販店に並ぶ液晶テレビや有機ELテレビ(東京都千代田区のヨドバシカメラマルチメディアAkiba)

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総務省が8日発表した9月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり30万609円だった。物価変動の影響を除いた実質で前年同月に比べ9.5%増えた。伸び率は前回の消費増税前の2014年3月(7.2%)を上回り、比較可能な01年以降で過去最高に達した。家電や日用品などで増税前の駆け込みの動きが鮮明にあらわれた。

消費支出の増加は10カ月連続で過去最長を更新した。前月と比べた季節調整値も5.5%増と高い伸びで2カ月連続のプラスとなった。前月まで「持ち直している」としてきた消費の基調判断は「駆け込みなどにより一時的に大きく増加している」と変更した。総務省は「今後どうなるかが重要」(消費統計課)として、10月以降の反動の程度を含め消費の動向を注視する構えだ。

消費支出を分野別にみると「家具・家事用品」が60.3%増。電気冷蔵庫が3.4倍、電気掃除機が2.8倍など家電の伸びが目立った。洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品も駆け込みがあったとみられ50%前後増えた。「保健医療」は26.3%増えた。コンタクトレンズが95.7%、栄養剤が53.4%、紙おむつが38.8%など、買い置きできる品目が高い伸びを示した。

8日発表した7~9月の消費支出は前年同期比3.7%増だった。9月の急増は、前年同月に大きな台風があったことなどで消費が落ち込んだ反動の部分もある。一時的な季節要因などを除いて前回の増税前と比べると「今回の方が駆け込みは弱め」という。

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