米PG&E、最終赤字1700億円 山火事の賠償負担で

環境エネ・素材
北米
2019/11/8 3:26
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【シリコンバレー=白石武志】経営再建中の米カリフォルニア州の電力・ガス大手、PG&Eは7日、2019年7~9月期の最終損益が16億1900万ドル(約1770億円)の赤字になったと発表した。前年同期は5億6400万ドルの黒字だった。同社の設備が火元となって起きた大規模な山火事の損害賠償などに関連し、25億ドルの費用を計上した。

PG&Eでは山火事に関連する負担が膨らんでいる=AP

PG&Eは山火事の賠償支払いなどで最終的に300億ドル超の債務を抱える可能性があるとして、19年1月に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請した。電力設備の点検強化などで山火事の関連費用は今後も膨らむ可能性があるとしており、19年12月通期に最大で63億ドルになると見込んでいる。

同社は再建案の策定と並行して、州北部の約1600万人の利用者への電力やガスの供給を続けている。19年7~9月期の売上高は前年同期比1%増の44億3200万ドルだった。

PG&Eは山火事の再発を避けるため、乾燥や強風などの気象条件が重なった地域で計画停電を実施している。影響を受ける住民の間では不満が高まっているが、7日付の声明の中でビル・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は「地域社会における山火事のリスクを減らすことに専念している」と計画停電を続ける方針を示した。

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