アシアナ航空、買収に3陣営が名乗り
入札締め切り 11月中旬にも優先交渉先

アジアBiz
2019/11/7 20:52
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=細川幸太郎】韓国航空大手のアシアナ航空の売却先を決める入札が7日、締め切られた。格安航空会社(LCC)を傘下に持つ愛敬(エギョン)グループ、建設会社で免税店なども運営する現代産業開発、国内ファンドの3陣営が応札した。アシアナ株を売却する錦湖(クムホ)産業が各陣営の提案を精査し、11月中旬をメドに優先交渉先を決める。

アシアナ航空の売却は大詰めを迎えている=ロイター

愛敬グループは国内ファンドのストーンブリッジ、現代産業開発は証券大手の未来アセット大宇と組んで応札した。国内ファンドのKCGIは、同じ国内ファンドのバンカーストリートとともに参加した。韓国メディアは愛敬グループと現代産業開発による一騎打ちとの見通しを示している。

中堅財閥の錦湖アシアナグループは、中核企業のアシアナ航空の保有株31%すべてを売却する方針だ。金額は市場価格で約400億円。ただ主力行の韓国産業銀行は買い手側にアシアナ航空の資本増強を求めている。増資を引き受ければ、保有株は50%を超えて子会社化することになる。発行済み株式の取得と新株発行の増資を引き受ければ、買収総額は1000億円を超えるとみられる。

錦湖産業や韓国産業銀行は応札陣営の条件を精査し、監督官庁の適格審査などを経て11月中旬にも優先交渉先を発表する見通しだ。早ければ年内にも売却手続きが完了する。

アシアナ航空は大韓航空に次ぐ韓国2位の航空会社で世界22カ国に路線を持つ。2018年12月期の連結売上高は7兆1833億ウォン(約6800億円)、連結最終損益は1958億ウォンの赤字だった。従業員数は約9000人。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]