JXTG、スタートアップ6社と協業検討 新事業育成

2019/11/7 19:24
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石油元売り最大手のJXTGホールディングス(HD)は7日、スタートアップ6社と協業の検討を始めると発表した。街づくりやモビリティーなどの分野で事業を展開する企業との協働を通じ、新規ビジネスの開発などにつなげる。主力の石油需要が減少するなか、自社にないノウハウを持つ新興企業との連携を強化していく。

選考会ではグループの各事業会社の社長も参加して協業の可能性を議論(6日、東京都千代田区)

JXTGは2018年度から、スタートアップ企業の連携先を探すプログラム「JXTGグループアクセラレーター」を始めた。6日に開いた19年度の選考会では、訪日外国人向けにレンタカーでの旅行プランを提案する、Drive Japan(東京都小平市)など6社を選出。今後、20年4月までJXTGの社員や専門家と共同事業の可能性を模索する。

JXTGHDの安達博治取締役は「スタートアップ企業には独創的な技術やアイデアがある」と強調。同社は4月に未来事業推進部を新たに設置するなど体制を整えており、昨年度に同プログラムで採択された企業でも、太陽光で営農発電を展開するアグリツリー(福岡県那珂川市)に出資している。

JXTGは現在、利益の大半を石油関連事業で稼ぐが、国内の石油需要の縮小は今後も続く見通しだ。40年までの長期ビジョンでは、街づくり事業や生活関連サービスも展開する構想を掲げる。スタートアップ企業との協業に向け、100億円規模の投融資のための資金を確保しており、今後も連携先を広げていく考えだ。

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